アイデンティティ 5
自己を知る青年このように、暴走族になるのも、非行を起すのも、そうすることによって、自分というものを探しているのです。
何が自分にいちばん適しているか、一所懸命、子どもは悪戦酢闘をして自分に向いているものを見つけようとして苦労しているのです。
それなのに、親は一方的に決めてしまって、高等学校へ行って、大学へ行って、それもなるべくいい大学へ行って、そして、繭流の会社へ入るように、子どもに対する路線を勝手に親が決めて、そして、子どもに期待をかけていろのです。
だから、子どもにとってはほんとうに辛いことです。
親は、もう少し、きめ細かに子供と相談にのってやれることがだいじであり、お前に、何がいちばん向いているのだろうかと、相互に活しあって、子供の個性、子供の得手、お得意はなんだろうか、ということを一緒になって考えてくれる親であるなら子供は決して不良にはならないのです。